あなたは、1年後、どんな一日を過ごしていたらうれしいでしょうか。
特別な予定ではなく、朝に何を飲むか、どんな服を着るか、一人でゆっくり過ごす時間があるか。そんなところからも、これからの自分を描けます。
True Colors Lab(TCL)のビジョンボードワークショップ、第2回を開催しました。テーマは「これからの私を言葉にする」です。
今回作るボードは、TCLのみんなで制作する2冊目のZINEに掲載する予定です。一冊の中に、それぞれが大切にしたい風景を持ち寄る。その準備として、自分で書いてきたことを話し、お互いの言葉を聞きながら考える時間を過ごしました。
第1回で拾った、今の自分が大切にしたい感覚。その言葉を振り返りながら、これからどんな場面を増やしていきたいかを考えました。
私が選んだのは「魂からワクワクすること」
第1回で見つけた言葉の中から、私が選んだのは「魂からワクワクすること」でした。
この感覚が増えたら、日常の過ごし方はどう変わるだろう。対話の中で、嫌なことがあっても、好きなものや楽しみなことを思い出して切り替えられそうだと話しました。
ワクワクするものを一つずつ集めることで、心の中に自分だけの安全な部屋ができていく。そんなイメージがありました。
同時に、その感覚を遮っているものにも目を向けながら、考えていきました。
朝、ハーブを摘んでお茶を入れる
私が事前ワークで書き出した未来には、小さな暮らしの場面がたくさんあります。
朝、育てているハーブや野菜を摘む。透明なティーポットにハーブティーを入れて飲む。身近に生きた植物があって、一人でゆっくり過ごす時間がある。
創作活動もやりたいことの一つ。エッセイを書きたい、小説を仕上げたい、詩集を出したい。洋裁に挑戦して、自分にしっくりくる服を作ってみたい。
生成りの麻や綿でできた、自分で作った服を着ている姿も浮かびました。大切な友人に、自分の作った服をプレゼントすることも、やってみたいことの一つです。
こうして並べると、私が望んでいる暮らしの中では、遊び、暮らし、仕事、学びがつながっています。自然を感じることも、手を動かして作ることも、文章を書くことも、同じ一日の中にあるんです。
自分のケアにも時間を使いたい
未来を考えるワークには、「こうあるべき」という頭の中の声をいったん横に置いてみる問いを作りました。
私が書いたのは、体調が悪くても、自分のケアより子どもや周りのことを優先してしまうことです。家族にお世話になっているときには、迷惑をかけないようにと気を張ることもあります。
そこを少し横に置けたら、どうしたいのか。
「もっと自分のケアをしっかりしてあげたい」と書きました。
好きなことを楽しむ自分と、自分の体を気にかける自分。その両方を、これからの暮らしに置きたいと思っています。
今の私が、選ぶときに大切にしたいこと
ここまで自分の一日を描いてみて、私は、心から安心できているかを大切にして過ごしたいと考えました。そして、活動を選ぶときには、魂がワクワクするかどうかを基準にしたいとも思いました。
朝のお茶も、創作の時間も、自分に合う服も、今の私が過ごしてみたい一日の中にあります。こうして場面にしてみると、自分が何を楽しみにしているのかが具体的になりました。
開催してみると、一日の終わりの話も出てきた
ここからは、当日のワークショップでメンバーさんと話す中で、印象に残ったことを振り返ります。
会話には、「満足感」「自信」「自分の納得感」といった言葉が出てきました。特に心に残ったのは、一日の終わりに、できなかったことばかりを数える時間を、できたことを受け取れる時間に変えたいという方向性です。
何を達成するかに加えて、その日の自分をどんな気持ちで振り返りたいか。未来の一日を描くと、こうした自分への接し方まで言葉になっていくのが面白かったです。
また、自分のケアについて話したときには、メンバーさんからも共感の声をいただきました。置かれている状況が違っても、休みたいときにまで周りを優先してしまう感覚には、重なるところがあったようです。
私も、役割について感じてきたことを受け取ってもらえて、うれしかったです。
一人で服を作る希望が、一緒に作る楽しみになった
私が、自分に合う服を作ってみたいと話したときには、「あるものの中から選ぶ」という考え方から、「欲しいものを自分で作る」という発想へ、会話が広がりました。
私には、しっくりくる服が見つからないなら自分で作ってみたい、という気持ちがありました。それを聞いたメンバーさんは、既にあるものの中で選ぼうとしていた自分とは違う発想として受け取ってくれました。
その反応を聞いているうちに、好きな布を選んで一緒に作ることや、相手に合う服を作って贈るのも楽しそうだな…と楽しみな場面が次々浮かんできました。
会話の中で、誰かと一緒にやってみたいことへ広がっていく。このやり取りは、私もすごくワクワクしました。
話してみると、未来を描くことが楽しくなった
ワークショップで感想を聞いてみると、書いてきたことを言葉にして話すことで、本当に自分がそうしたいのかを、もう一度確かめる感覚があったようです。ほかの人の話を聞いて、一人で考えているときには見えなかった発想に触れられたという振り返りもありました。
第1回で拾った感覚から、第2回では、自分が過ごしてみたい一日へ。さらに、誰かに話すことで、その場面に新しい楽しみが加わっていきました。
私自身も、理想の一日を話しながら、それに向けて何を始めてみたいのかが浮かんできました。主催している私も一緒に考えていて、終わったときには、思っていた以上に楽しかったと感じました。
私は以前に作ったビジョンボードもありましたが、今回ZINEに掲載するビジョンボードはみんなと一緒に作り直してみたいと思います。今の自分が見たい景色は、また新しいものになっていることでしょう。
第3回では、ここまで集めた言葉や場面を、一枚のボードにしていきます。自分の中にあった希望だけでなく、会話の中で広がった楽しみも、どんな絵になるのか。そこが私も楽しみです。
自分が大切にしたいことを、誰かと話しながら考えてみたい。そんな方へ、TCLでは日々の気持ちを話したり、一緒に作品を作ったりする時間を開いています。答えがまだまとまっていなくても、今感じていることから話せる場所です。

