今もまだ、「なりたい自分」はずっと模索中です。
自分にどんな服が似合うのか。どんな姿でいると心地よいのか。
最近、髪型を通して、自分の好きなものが少し見えてきました。
男性をモデルにした髪型は、どこかしっくりこなかった
これまでは、韓国の男性俳優さんの髪型を美容師さんに見せたり、男性キャラクターの髪型に寄せてもらったりしていました。
どれも格好いいと思って選んだものです。
でも、実際に自分の髪型にしてみると、なぜかピンと来ませんでした。
男性をモデルにした髪型にすることで、男性だと思われたり、男性になりたい人だと思われたりするのは、私の感覚とは少し違います。
中性的に見えることと、男性に近づくことは、私の中では同じではなかったのだと思います。
とはいえ、その頃はまだ、何ならしっくりくるのかもわかりませんでした。
小川糸さんの髪型を参考にしてみた
先日、作家の小川糸さんの髪型を参考にして、ベリーショートにしてもらいました。
シニア世代のグレーヘアの女性が好みそうな、とても短い髪型です。
実際にその髪型になってみると、今までよりもずっとしっくりきました。
ぱっと見たときには、垢抜けた大人っぽさがあります。
でも、その中に少年のような、少女のような、あどけない可愛さが少しだけ垣間見える。
性別も年齢も、ひと目ではよくわからない感じです。
そのバランスが、私はとても気に入りました。
寝癖がついていても、それなりに整って見える
今の髪型で特に気に入っているのは、短い前髪です。
寝癖がついていても、それなりに整ったスタイルに見えます。
きちんと時間をかけてセットしなくても、寝癖まで含めて髪型として成立している。
その気楽さも、今の生活に合っています。
子どもを優先していると、自分の身支度に時間をかけられない日もたくさんあります。
だから、頑張って整えなくてもそれなりに見えることは、単なる見た目以上に大切なことでした。
以前は、ほとんど鏡を見なかった
以前の私は、ほとんど鏡を見ることがありませんでした。
子どものことを優先していたのが、いちばん大きな理由です。
けれど、それだけではありませんでした。
鏡を見ても意味がないような気がしていたのです。
「私のことなんて、誰も気にしていないだろう」
そんな諦めも、どこかにありました。
自分の姿を確認しても、特に楽しいことはない。
出かけるときにも、自分の見た目に自信が持てず、少し抵抗を感じることがありました。
思わず笑顔になる、お気に入りの髪型に出会えた
今は、鏡を見ると少しワクワクします。
鏡に映る自分を見て、「今日もいい感じだな」と思える。それだけで、自然と笑顔になります。
お気に入りの髪型でいると、自分の姿を見る時間も楽しいものになるのだと知りました。
出かけるときの抵抗感や、自信のなさも、以前より少しやわらいでいるように感じます。
そんな髪型に出会えたことが、今はとてもうれしいです。
めげずに探していたら、そのうち見つかる
以前の自分に何か声をかけるなら、こう伝えたいです。
「めげずに自分の好きなスタイルを探していたら、そのうちお気に入りの髪型が見つかるよ!」
似合う髪型や好きなスタイルは、いろいろ試しながら見つけていくものなのだと思います。
誰かを参考にして、実際に試してみて、なんだか違うと感じる。
また別の人を参考にして、もう一度試してみる。
そうやって探しているうちに、思いがけないところで「これが好き」と思えるものに出会うことがあります。
なりたい自分を先に決めなくても、好きなものとの出会いから、自分の輪郭が少し見えてくることもある。
今の髪型は、そんなことを私に教えてくれました。

