「大丈夫?」と聞かれるのがつらい。私が「大丈夫」と答えてしまう理由

「大丈夫?」と聞かれるのがつらい。私が「大丈夫」と答えてしまう理由

「大丈夫?」

体調が悪いとき、家族や友人からこう聞かれることがあります。

でも私は、ほとんど反射的に

「大丈夫。」

と答えてしまいます。

本当は大丈夫じゃない日でも。

目次

「心配をかけたくないから」だけではありません

「大丈夫」と答えてしまう理由は、一つではありません。

もちろん、心配をかけたくないという気持ちもあります。

でも、それ以上に大きい理由があります。

それは、体調が悪いときは、返事をすること自体がしんどいからです。

体調が悪い日は、ただでさえ頭が回りません。

そんな中で、

「どれくらい調子が悪いのか」

「何がつらいのか」

「いつからなのか」

を言葉にするのは、意外とエネルギーを使います。

私はそのエネルギーを、少しでも自分がやらなければいけないことに使いたいと思ってしまうんです。

私にとって「大丈夫?」は答えが決まっている質問

私は昔から、人の気持ちを先回りして考えてしまうタイプです。

だから、「大丈夫?」と聞かれると、

「心配をかけないようにしなきゃ。」

という気持ちが先に出てきます。

その結果、返事はいつも同じ。

「大丈夫。」

本当に大丈夫なときも。

そうじゃないときも。

私にとって「大丈夫?」という質問は、気づけば「大丈夫」と答えることが前提になっていました。

体調が悪くても、やることは変わらない

子育てをしていると特にそう感じます。

子どもたちをお風呂に入れる。

ご飯を食べさせる。

寝かしつけをする。

私の体調が良くても悪くても、必要なことはなくなりません。

だから、「大丈夫じゃない」と答えたところで状況が変わらないなら、その説明をするエネルギーを残しておきたいと思ってしまうんです。

「大丈夫?」がつらいわけではない

誤解してほしくないのですが、私は「大丈夫?」という言葉が嫌いなわけではありません。

心配してくれることは、とてもありがたいです。

ただ、その後に何も変わらない相手へ説明することに、負担を感じてしまうことがあります。

私の中では、それを勝手に「説明コスト」と呼んでいます。

体調が悪いときは、自分の不調だけでも精一杯。

そこに、

「相手へ説明する」

「相手の心配を受け止める」

というエネルギーまで残っていないことがあります。

一方で、説明したい相手もいます

例えば、

「薬持ってこようか?」

「今日は頭痛かな?」

「子ども見てるから少し横になっておいで。」

そんなふうに、何か具体的な提案をしてくれる人には、ちゃんと伝えたいと思います。

なぜなら、その先に状況が少し良くなる未来があるからです。

私が一番うれしい言葉

実は、一番うれしいのは「大丈夫?」ではありません。

例えば、

「今日は気圧が低いから頭痛い?」

そんな言葉です。

私は気圧で頭痛が起きやすいことを家族は知っています。

だから、その一言には

「あなたのことをちゃんと見ているよ。」

という気持ちが込められているように感じます。

それだけで、

「あ、この人は私のことを考えて聞いてくれているんだ。」

と安心できるんです。

逆に、私が一から説明しなければならない質問だと、

「今、その説明をする余裕がないな……。」

と感じてしまいます。

心配する気持ちを、もっと届く形に

私自身も、家族や友人が体調を崩したときは、

「大丈夫?」

ではなく、

「頭痛い?」

「いつもの薬持ってこようか?」

「今できることある?」

と聞くようにしています。

その人が普段どんな不調を抱えやすいのか。

今どんな状況なのか。

それを思い浮かべながら声をかけるほうが、相手の負担が少ないように感じるからです。

「大丈夫」と言う人が、本当に大丈夫とは限らない

もしかすると、この記事を読んでくださっている方の中にも、私と同じように、つい

「大丈夫。」

と言ってしまう人がいるかもしれません。

あるいは、家族や友人がそう答えている場面を思い浮かべた方もいるかもしれません。

「大丈夫?」という言葉には、優しさが詰まっています。

だからこそ、その優しさがもう一歩だけ相手に届く形になったら、お互いに少し楽になれるのではないでしょうか。

体調が悪い人は、自分の不調だけで精一杯な日があります。

心配してくれる人の気持ちまで受け止める余裕がない日もあります。

だから私は今日も、たぶん「大丈夫」と答えてしまうでしょう。

でも、本当に伝えたいのは、

「大丈夫」ではなく、

「あなたの気持ちはうれしい。でも今は、説明する元気がないんだ。」

ということなのかもしれません。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

もし今、 「誰にもわかってもらえない気持ちを、ずっと抱えてきた」 「普通を装ってきたけれど、本当の自分が置いてけぼりになっている」 そんな感覚を、少しでも持ったことがあるなら。

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『ユウからの手紙』

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