相談するのが苦手な人へ|「普通はさ」がしんどかった私の会話の違和感

こんにちは。
3児の親であり、ノンバイナリー/Xジェンダーのユウです。

私は昔から、「誰かに相談する」ということがとても苦手でした。

もちろん、表面的な雑談や軽い話ならできます。

でも、自分の本当に苦しいことや、言葉にしにくい違和感については、ほとんど誰にも話せませんでした。

なぜかというと、相談する前から疲れてしまうからです。

この人に話したら、たぶんこう返ってくるだろうな。

「考えすぎじゃない?」
「でも相手にも事情があるし」
「どっちの考えもわかる」
「普通はこうじゃない?」
「気にした方が負けだよ」

そんなふうに、相手の返答を先にシミュレーションしてしまう。

そして、実際に予想通りの返事が返ってくると、「やっぱり話さなければよかった」と思ってしまう。

私はずっと、「自分は相談が苦手な人間なんだ」と思っていました。

でも最近、もしかしたら違ったのかもしれないと思い始めています。

目次

私が苦手だったのは、“雑に扱われる会話”だった

いろんな人と話していると、「話を聞くのが上手い人」と「そうじゃない人」がいることに気づきます。

例えば、こちらがまだ話している途中なのに、

「わかるわかる!私もさ〜」

と、自分の話に切り替わってしまう人。

あるいは、

「でもそれって、こうすればいいんじゃない?」

あるいは、

「それってつまり、〇〇ってことだよね。でさー、」

と、すぐに解決策を提示したり、話を切り上げようとする人。

もちろん、悪気があるわけじゃないんだと思います。

でも、私はそういう返しをされると、どこか置いていかれたような感覚になるんです。

「まだ私は、話をしている途中なのに」

そんな気持ちになる。

特にしんどかったのは、「普通はさ」という言葉でした。

「普通はさ」が苦しかった理由

性別の違和感や、恋愛感情のわからなさ。

私は長い間、そういうことを誰にも相談できませんでした。

やっと勇気を出して話しても、

「でも普通はさ」
「相手の立場もあるし」
「考えすぎじゃない?」

そんなふうに、“一般論”で返されることが多かったからです。

たぶん、相手は場を丸く収めたかったんだと思います。

でも、私はそこに強い孤独を感じていました。

私は、「正しい答え」や「話のまとめ」が欲しかったわけじゃない。

その人自身の言葉が聞きたかったんです。

「私はこう思うよ」
「私だったら、そう感じるかもしれない」

たとえ不器用でも、そうやって返してくれる人の方が、私はずっと安心できました。

私が安心できる人の共通点

これまで生きてきて、「この人には話せる」と思えた人は、本当に少なかったです。

でも、共通点はありました。

その人たちは、

まず気持ちを受け取ってくれる人でした。

「それは大変だったね」
「よく頑張ったね」

と、こちらが汲み取ってほしい部分をちゃんと拾ってくれる。

その上で、

「私はこう思うな」

と、自分の考えを話してくれる。

“普通”ではなく、“あなた自身”として返してくれる人。

私はそういう人を、とても信頼しています。

初めて安心して話せた友人のこと

私が自分のセクシュアリティについて、初めて安心して話せた相手は、高校時代の同級生でした。

その人は、特別にカウンセリングが上手いわけではなかったと思います。

本人に言ったら、

「そんな深く考えてないよ」

と笑うかもしれません。

でも、その人の前では、私は防御しなくてよかった。

「普通はこうだよね」に戻されなかった。

だから、私は初めて、「話しても大丈夫かもしれない」と思えたんです。

これまで聞き役に回ることが多かった

私は昔から、相談されることの方が圧倒的に多い人間でした。

たぶん、「話しかけやすい」と思われていたんだと思います。

そして、自分がされて嫌だった聞き方をしないようにしてきました。

途中で話を遮らない。
「私はこう思う」と伝える。
言葉にならない気持ちを、一緒に探す。

そういうことを大事にしてきました。

だから最近は、「私は相談が苦手だった」というより、

“安心して話せる相手が少なかった”

だけなのかもしれないと思っています。

会話にも、“相性”がある

色々な人の話をじっくり聞いてみると、
人によって、会話の目的そのものが違うんだということがわかってきました。

早く解決したい人。
空気を丸く収めたい人。
正論を提示したい人。
とにかく共感したい人。

きっと、どれが正しいという話ではない。

でも私は、「雑に扱われない会話」を求めていたんだと思います。

だからこそ、同じように、

「なんだか人に相談するのが怖い」
「話す前から疲れてしまう」

そんな人がいたら、伝えたい。

あなたは、相談が苦手なんじゃなくて。

“ちゃんと受け取ってくれる相手”を探していただけなのかもしれません。

ここまで読んでくれて、ありがとうございます。

もし今、 「誰にもわかってもらえない気持ちを、ずっと抱えてきた」 「普通を装ってきたけれど、本当の自分が置いてけぼりになっている」 そんな感覚を、少しでも持ったことがあるなら。

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『ユウからの手紙』

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