セクシャリティとはどういう意味?ジェンダーとの違いは?

3児の親でありXジェンダー。
30歳から「自分らしい生き方」を探求中のユウです。

セクシャリティに興味を持ち始めてから、
ちょっとずつ勉強を進めているのですが、
「そもそも、セクシャリティって何?」という疑問を抱きました。

「セクシャリティ」という言葉を
ラジオやブログでもよく使っていたのですが、
この言葉にどんな要素が含まれているのかということも
実のところよくわかっていません。

そこで今回は、
セクシャリティの話をするにあたって知っておくべき
「セクシャリティ」「ジェンダー」「セックス」の3つの言葉について、
それぞれ、定義を調べてみました。

目次

セクシャリティとは

そこで、WHOの定義を見てみました。

Sexuality

The working definition of sexuality is: “…a central aspect of being human throughout life encompasses sex, gender identities and roles, sexual orientation, eroticism, pleasure, intimacy and reproduction. Sexuality is experienced and expressed in thoughts, fantasies, desires, beliefs, attitudes, values, behaviours, practices, roles and relationships. While sexuality can include all of these dimensions, not all of them are always experienced or expressed. Sexuality is influenced by the interaction of biological, psychological, social, economic, political, cultural, legal, historical, religious and spiritual factors.” (WHO, 2006a)
WHOのページはこちら

私は英語があまり得意ではないので、
DeepLで訳してもらいました。

セクシュアリティは、生涯を通じて人間であることの中心的な側面であり、性、ジェンダー・アイデンティティと役割、性的指向、エロティシズム、快楽、親密さ、生殖を包含する。セクシュアリティは、思考、空想、欲望、信念、態度、価値観、行動、実践、役割、関係の中で経験され、表現される。セクシュアリティはこれらすべての次元を含みうるが、そのすべてが常に経験されたり表現されたりするわけではない。セクシュアリティは、生物学的、心理学的、社会的、経済的、政治的、文化的、法律的、歴史的、宗教的、精神的要因の相互作用によって影響される。(WHO、2006a)

なるほど。

セクシャリティという言葉はとても大きくて
抽象的な概念みたいですね。

セクシャリティという大枠の中に、
自分の性をどう思っているか(性自認)や、
性的に魅力を感じる相手の性(性的指向)も
含まれているようです。

ジェンダーとセックス

「ジェンダー(gender)」や「セックス(sex)」という言葉も
セクシャリティと似ているようですが、
それぞれ定義は異なっています。

ジェンダー(gender)

Gender

Gender refers to the characteristics of women, men, girls and boys that are socially constructed.  This includes norms, behaviours and roles associated with being a woman, man, girl or boy, as well as relationships with each other. As a social construct, gender varies from society to society and can change over time.
WHOのページはこちら

ジェンダーとは、社会的に構築された女性、男性、少女、少年の特徴を指す。 これには、女性であること、男性であること、女の子であること、男の子であることに関連する規範、行動、役割、そして互いの関係が含まれる。社会的構成要素として、ジェンダーは社会によって異なり、時とともに変化しうる。

なるほど。ちょっとわかりにくい。


もっとわかりやすい定義はないかなと思って、
日本語でも調べてみたら、
内閣府が出しているページの説明がわかりやすかったので、
一部引用します。

ジェンダー(gender)はもともと英語。一般的にジェンダーは生物学的な性差(セックス)に付加された社会的・文化的性差を指します。

ジェンダーは、「男性だから・女性だから」、と枕詞がついて「こうあるべき」姿として、それぞれが所属する社会や文化から規定され、表現され、体現されます。それは、服装や髪形などのファッションから、言葉遣い、職業選択、家庭や職場での役割や責任の分担にも及び、更に、人々の心の在り方や、意識、考え方、コミュニケーションの仕方にまで反映されます。
「性差:ジェンダーとセックスの違い」より

例えば、
女子は赤、男子は青とか
女子はスカート、男子はズボンのように性別で色や服装を区別したり、
女性は育児、男性は仕事、のように役割を性別で区別してしまうこと。

これは、社会や文化の中で築かれてきた
ジェンダーの不平等なわけですね。

ジェンダーを不平等を改善していくためには、
無意識に男性はこう、女性はこうと決めつけている
フィルターを取り除いて、
個々の性質を尊重する努力が必要になりそうです。

生物学的な性(sex)

WHOのsexの定義はこちら

Sex

Sex refers to the biological characteristics that define humans as female or male. While these sets of biological characteristics are not mutually exclusive, as there are individuals who possess both, they tend to differentiate humans as males and females. In general use in many languages, the term sex is often used to mean “sexual activity”, but for technical purposes in the context of sexuality and sexual health discussions, the above definition is preferred.
WHOのページはこちら

セックスとは、人間を女性または男性として定義する生物学的特徴を指す。これらの生物学的特性は、両方を持つ個人も存在するため、相互に排他的なものではないが、人間を男性と女性として区別する傾向がある。多くの言語での一般的な用法では、セックスという用語は「性行為」という意味で使われることが多いが、セクシュアリティやセクシュアル・ヘルスに関する専門的な議論では、上記の定義が好まれる。

生物学的特徴ということはつまり、
身体的な性ということですね。

私の場合は体は女性なので、
sex : female ということになるわけですね。


3つの言葉の定義を調べてみたけれど、
間違った使い方をしないために、
これからも定義を理解するための勉強は必要だなあ。

言葉はナマモノだから、
今この時も使われ方が時事刻々と変化しているようですし。

自分のセクシャリティに向き合う勉強、
これからも継続していきますよ。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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