Tokyo Prideに、True Colors Labのメンバーと3人で参加してきました。
今回は、メンバーとたくさん話ができて、とても楽しい時間になりました。
会場を歩きながらブースを見たり、本を買ったり、写真を撮ったり、何気ない会話をしたり。
一つひとつは小さな出来事だったのですが、帰る頃には、私の中でひとつの気持ちがはっきりしていました。
私はやっぱり、若者に向けたものを作りたい。
これからを生きていく若者の力になりたい。
今回のTokyo Prideは、ただ楽しかっただけではなく、私がこれからどんな活動をしていきたいのかを再確認する時間にもなりました。

一番気になっていたのは、ユース向けの活動
今回、私が一番興味を持っていたのは、Proud Futuresというユース向けの団体でした。
ブースでは、ユースの当事者の子たちが、自分たちの活動について説明していました。
その姿がとても印象的でした。
大人が若者のために何かを説明しているのではなく、若い当事者たち自身がそこに立ち、自分たちの言葉で活動を紹介している。
その光景を見て私は思わず、
「応援してます!」
と声をかけてきました。
名刺も渡すことができました。
寄付をするとおみくじがもらえる企画もあり、そちらにも参加してきました。
こういう小さなやり取りの一つひとつが、なんだかとても嬉しかったです。
中学生の頃の私なら、通っていたかもしれない
ユース向けの相談窓口や活動を見ながら、ふと思いました。
もし、こういう場所が自分が中学生くらいの頃からあったら、私は通っていたかもしれない。
中学生の頃の私は、自分の性別への違和感をうまく言葉にできていませんでした。
セーラー服を着ることが苦手だったこと。
「女の子らしく」と言われることに、なんとなく息苦しさを感じていたこと。
周りの子たちが当たり前のように恋愛の話をするなかで、自分だけ少し違う場所にいるように感じていたこと。
でも当時は、それを相談する場所も、検索する言葉も、同じような人に出会う機会もありませんでした。
だから、若い当事者たちが安心して話せる場所や、同じような感覚を持つ人と出会える場所があることに、強く惹かれたのだと思います。
私はずっと、子どもの目線を忘れたくありません。
子どもが持っている可能性や純粋さを、大人の都合で消したくない。
今回のTokyo Prideで、その気持ちを改めて記録しておきたいと思いました。
「女性らしい服」を、女装のテンションで着ていた話
メンバー同士の会話でも、「わかる!」となる話がたくさんありました。
特に印象に残っているのが、これまで女性らしく生きていく中で、ドレスや振袖、セーラー服をどういう気持ちで着ていたかという話です。
私は、発表会でドレスを着たり、成人式で振袖を着たり、学校でセーラー服を着たりするイベントに参加するとき、「女装している」という感覚がありました。
ドラァグクイーンさんがドラァグの衣装を着るように、私も「女性らしい服」を一種の衣装として着ていた。
そう考えると、その服を着ているときは、むしろテンション高く参加できていたのです。
「私は今、こういう役をやっている」
そんな感覚に近かったのかもしれません。
この話をメンバーにしたら、「わかる」と言ってもらえました。
こういう感覚は、日常生活の中ではなかなか話しにくいものです。
でも、似たような違和感を持ってきた人と話すと、説明しきる前に通じる瞬間があります。
その瞬間は、やっぱり少し救われます。
共通点がある人でも、すべてを理解してくれるとは限らない
もう一つ印象に残っているのが、
「LGBTやSOGI以外のことで意気投合する人が、必ずしも自分の性のあり方に肯定的とは限らない」
という話です。
趣味が合う。
音楽の話ができる。
保護活動や生き物の話で盛り上がれる。
そういう共通点があると、つい「この人ならわかってくれるかも」と思ってしまうことがあります。
でも、実際にはそうとは限らない。
私自身も、以前、保育園の送り迎えを手伝ってくれていた人に自分の性別について打ち明けたことがありました。
そのときに、
「それって、そういうものに憧れてるとか、そうなりたいってことですか?」
というような反応をされたことがあります。
悪意があったわけではないのかもしれません。
でも、自分の中にある切実な感覚を、憧れや思い込みのように受け取られたことに、言葉にならない引っかかりが残りました。
他のメンバーさんにも、似たような経験がありました。
音楽や保護活動など、他の部分では共通点があっても、LGBTに関しては否定的だったり、理解がなかったりすることがある。
だからこそ、
「この人は自分のアイデンティティを尊重してくれる人なのか」
を慎重に見極める必要がある。
そして、すべてをわかってもらおうとしすぎない線引きも、人付き合いの中では必要なのかもしれない。
そんな話になりました。
重い話だけじゃなく、軽い会話もできる関係
一方で、性別やセクシュアリティの話ばかりではなく、軽い会話もできるといいよね、という話もしました。
私は、会ってすぐに軽い会話を交わすのがあまり得意ではありません。
その場の空気に合わせて、ペラペラっと話す。
いわゆる雑談のようなものが、少し苦手です。
でも、そういう表面的に見える会話が、誰かと仲良くなる入り口になることもあります。
いきなり深い話をするのではなく、好きなものの話をしたり、ちょっとした出来事で笑ったり、その場のバイブスで話したり。
そういう時間も、安心できる関係を作る上では大切なのかもしれません。
性別やセクシュアリティの話は、どうしても重くなりがちです。
だからこそ、そうじゃない話もできる関係でありたい。
この話も、今回のメンバーとの会話の中で印象に残っています。
ドラァグクイーンさんと写真を撮れた嬉しさと、少しのモヤモヤ

今回、個人的に嬉しかったことの一つが、ドラァグクイーンさんと写真を撮れたことです。
前回はできなかったので、今回は念願が叶いました。
ただ、そのときに少し考えさせられることもありました。
ドラァグクイーンさんに、
「お姉さんはニベア塗ってそう」
と言われたのです。
その場では、ハッハッハと笑いました。
でもあとから、
「ああ、自分では中性的な格好をしているつもりでも、やっぱり周りからは“お姉さん”に見えるんだな」
と思いました。
もちろん、その言葉に悪意があったわけではありません。
その場のノリとしては楽しかったし、写真を撮れたことも嬉しかったです。
でも、自分がどうありたいかと、他人からどう見えるかは、必ずしも一致しない。
そのことを、ふと突きつけられたような感覚もありました。
こういう小さなズレは、日常の中にもたくさんあります。
名前の呼ばれ方。
服装への反応。
「お姉さん」「奥さん」「ママ」といった言葉。
一つひとつは小さくても、そのたびに自分の中で少し考える。
今回の出来事も、そんな小さな記録の一つとして残しておきたいと思いました。
本屋さんで出会った本たち
会場では、本屋さんにも立ち寄りました。
そこで、LGBTヒストリーブックと『ジュリアンはマーメイド』という絵本を購入しました。
『ジュリアンはマーメイド』は、以前から気になっていた絵本です。
子どもに向けた本や、若い世代に届く表現に、私はやっぱり強く惹かれるのだと思います。
LGBTの歴史を知ることも大切。
そして同時に、子どもが自分らしさを消さずにいられる物語にも触れていきたいなと感じています。
Proud Futuresのブースを見て、ユースの活動に興味が湧いて、本屋さんで子どもや若者に関わる本を手に取る。
会場の中で起きた出来事が、全部どこかでつながっているように感じました。
事前にビジョンボードを作っていたから、反応するものが見えた
実は今回のTokyo Prideに参加する前に、私はAIを使ってビジョンボードを作成していました。
自分がこれからやりたいこと。
どんな活動をしていきたいのか。
何を大切にして生きていきたいのか。
そういうことを整理した直後だったからこそ、会場で自分が何に反応しているのかが見えやすかったのかもしれません。
私が強く反応したのは、ユースの活動でした。
若者の声。
子どもの目線。
未来を生きる人たちのための場所。
そこに強く心が動きました。
ビジョンボードを作ったことで、何かが突然決まったわけではありません。
でも、現実の場所を歩いたときに、
「ああ、私はやっぱりこっちに進みたいんだ」
と気づけたような感覚がありました。
ビジョンボードの詳細についてはこちらの記事で書いています↓

Tokyo Prideで見えた、私の次の目標
今回のTokyo Prideを終えて、私の中ではっきりしたことがあります。
これからは、ますます子どものための活動に専念したい。
若者に向けたものを作りたい。
これからを生きていく若者の力になりたい。
私は今、詩を書きたいと思っています。
半年後には、詩集1冊目の出版準備が完了していると思います。
詩を書き溜めていく中で、自分の中で大事にしているテーマも、きっと少しずつ見つかっていくのだと思います。
そしてそのテーマは、今回のTokyo Prideで見えたものとつながっている気がします。
子どもの頃の自分に届くもの。
今、言葉にできない違和感を抱えている若者に届くもの。
自分の可能性や純粋さを消さなくていいと思えるもの。
そういうものを、これから作っていきたいです。
まとめ:Tokyo Prideは、次の目標が見えた日だった
今回のTokyo Prideは、楽しいイベントでした。
メンバーと3人で参加して、たくさん話して、ブースを回って、本を買って、写真も撮りました。
でもそれ以上に、自分がこれから何を大切にして活動していきたいのかを確認する時間になりました。
ユースの当事者たちがブースで説明している姿。
中学生の頃の自分なら、相談窓口に通っていたかもしれないと思ったこと。
メンバーとの会話の中で、「わかる」と言い合えたこと。
そして、子どものための活動にもっと関わりたいと思ったこと。
全部が、今の私にとって大切な記録です。
Tokyo Prideは、私にとって「新しい目標が見えた日」でした。
これからも、子どもの目線を忘れずにいたい。
若者の力になれるものを作っていきたい。
そんな思いを胸に、また一歩ずつ進んでいこうと思います。

