性のあり方を知る– category –
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“ノーマル”という言葉を見つめ直す:言葉の力と排除の構造
「自分の恋愛はノーマルですよ」 ある日、LGBTQ当事者の若者が悩みを相談するテレビ番組で、MCの人がそう言いました。その瞬間、胸の奥がざわざわしたんです。 私はそのMCさんと同じく無性(アセクシュアル)を自認しています。だからこそ、「ノーマル」と... -
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』を読む⑥|ルールの中でジェンダーを“ずらす”ということ
世界のフェミニズムやクィア理論を語るときに、必ず名前が出る名著——ジュディス・バトラーの 『ジェンダー・トラブル(Gender Trouble: Feminism and the Subversion of Identity)』。「ジェンダーは生まれつきではなく“演じられるもの”だ」という衝撃の... -
NHK虹クロ「恋愛感情はわからないけど一度は恋愛してみたい」を観て|アセクシャルとしての感想と気づき
録画していた虹クロをやっと観ました! 「恋愛感情はわからないけど一度は恋愛してみたい」の回 先日、録画していたNHKの番組「虹クロ(にじいろクローバー)」をやっと観ることができました。今回のテーマは「恋愛感情はわからないけど一度は恋愛してみた... -
無料ZOOMトーク開催報告|Xジェンダーの体験談イベントに9名参加!温かい感想をいただきました
無料ZOOMトーク開催のご報告と感謝の気持ち こんにちは、ユウです。9月27日に開催した無料ZOOMトーク「自分の性にモヤモヤしてきた私の体験談 〜Xジェンダーのラベルがつくまでと、ついてから〜」が、無事に終了しました。 今回は初めての試みで、正直「... -
アライ(ally)とは?意味・役割・葛藤までやさしく解説|誰もが今日からできる一歩
3児の親であり、Xジェンダー(ノンバイナリー)として「自分らしさ」を探求しながら発信しているユウです。 アライ(ally)とは、英語で「仲間」「同盟者」という意味の言葉です。 性的マイノリティ(LGBTQ+など)の文脈では「当事者ではないけれど、その... -
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』を読む⑤|アイデンティティって本当に“自然なもの”?
世界のフェミニズムやクィア理論を語るときに、必ず名前が出る名著——ジュディス・バトラーの 『ジェンダー・トラブル(Gender Trouble: Feminism and the Subversion of Identity)』。「ジェンダーは生まれつきではなく“演じられるもの”だ」という衝撃の... -
クィア(Queer)とは?意味・歴史・LGBTQ+との違いをわかりやすく解説
3児の親であり、Xジェンダーとして「自分らしさ」を探求しながら発信しているユウです。 「クィア(Queer)」という言葉を聞いたことはありますか?英語で直訳すると「風変わりな」「変わっている」という意味があります。 もともと差別語として使われまし... -
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』を読む④|「女性」の多様性とフェミニズムの課題
世界のフェミニズムやクィア理論を語るときに、必ず名前が出る名著——ジュディス・バトラーの 『ジェンダー・トラブル(Gender Trouble: Feminism and the Subversion of Identity)』。「ジェンダーは生まれつきではなく“演じられるもの”だ」という衝撃の... -
クエスチョニングとは?意味・事例・クィアとの違いをわかりやすく解説
「クエスチョニング」とは、自分の性的指向や性自認がまだ分からず、探している途中の状態を表す言葉です。 この言葉があることによって、自分の性のあり方について迷っていることを否定するのではなく、その過程自体を尊重できるようになります。 これま... -
ジュディス・バトラー『ジェンダー・トラブル』を読む③|「ジェンダーは“つくられる”」
世界のフェミニズムやクィア理論を語るときに、必ず名前が出る名著——ジュディス・バトラーの 『ジェンダー・トラブル(Gender Trouble: Feminism and the Subversion of Identity)』。「ジェンダーは生まれつきではなく“演じられるもの”だ」という衝撃の...