子どもの服を選んでいるとき、「なんでこんなに男女で分かれてるんだろう」と感じたことはありませんか。
私はあります。
そして、その違和感は思っていた以上に大きくて、子どもの“好き”にまで影響するのではないかと考えるようになりました。
この記事では、私自身の体験をもとに、子ども服の性別分けに感じたモヤモヤと、その中で見つけた向き合い方についてお話しします。
子ども服の性別分けに感じた違和感
売り場で感じた「はっきりしすぎた境界線」
私がよく利用している西松屋は、価格も手頃でとても助かる存在です。
ただ、店内に入ると、男の子用と女の子用の服がはっきり分かれていることに気づきます。
例えば
男の子用には
・車
・恐竜
・昆虫
・魚
女の子用には
・ピンク
・フリル
・花柄
・ハート
そんなふうに、デザインの方向性が明確に分かれています。
「好き」で選びたいのに、売り場が先に決めてくる
私の子どもは、魚や昆虫、植物が好きです。
だから服を選ぶとき、自然と男の子用の服のエリアに足を運ぶことが多くなります。
でもそれって、本来ちょっと不思議なことだなと思ったんです。
好きなものを探しているだけなのに、「男の子用の服を選んでいる状態」になっている。
そして実際に着ていると、公園で「男の子?可愛いね」と声をかけられることもありました。
そのとき私は、「あれ?」と違和感を覚えます。
好きなものを選んで着ているだけなのに、「性別らしさ」まで決められてしまうような感覚です。
子ども服に潜む“バイアス”とは
バイアスとは何か
バイアスとは、「無意識の思い込みや偏り」のことです。
たとえば「男の子は虫が好き」「女の子はピンクが好き」といった前提もその一つです。
小さな頃から始まる“刷り込み”
私は、子ども服の売り場を見ていて思いました。
これは単なる分け方ではなく、価値観の入口になっているのではないかと。
・男の子はこれを選ぶもの
・女の子はこれを選ぶもの
そんな空気を、子どもは日常の中で自然と感じ取っていく。
それは強制ではないけれど、確実に影響するものです。
可能性が狭まるかもしれないという不安
もし、植物が好きな男の子がいても、花柄の服が少なかったらどうでしょう。
もし、昆虫が好きな女の子がいても、選べる服が限られていたらどうでしょう。
私は、それがとてももったいないと感じました。
好きという気持ちは本来、とても自由なもののはずだからです。
男の子だから、女の子だから、このエリアからしか好きなものが選べない。
本当だったらそんなことはないはずですよね。
体験談|私が感じた違和感の正体
私は大学で農学を学び、昆虫や雑草の研究をしていました。
でもそのとき、何度もこういう言葉を言われたり聞いたりしました。
「女の子なのに珍しいね」
「女性でこの分野に来るなんて相当なマニアだね」
その言葉に悪意がないことは分かっていました。
でも同時に、「性別で見られている」という感覚もありました。
私はただ好きで選んだだけなのに、その前に“女性”という枠がついてくる。
その経験と、子ども服の売り場で感じた違和感が、私の中でつながりました。
どちらも「無意識の前提」によって形づくられていると感じたんです。
私が実践しているシンプルな選び方
ルールはひとつだけ
私が決めていることはとてもシンプルです。
・子どもが好きなら買う
・自分が可愛いと思ったら買う
それだけです。
売り場がどこかは気にしません。
男の子用でも女の子用でも関係なく選びます。
言葉のかけ方も意識する
もう一つ意識しているのは、言葉です。
・「女の子なんだから」
・「男の子なんだから」
こういったことは、子どもに対しては絶対に言わないようにしています。
これは、子どもに無意識の「フィルター」を身に付けさせたいためです。
そのフィルターがあると、自分の好きなものを選ぶときに「社会からの期待と違う自分」に対して迷いが生まれてしまうかもしれない。
それで子どもが「好き」に全力で打ち込めなくなってしまうことは、避けたいと思うのです。
理想の子ども服売り場って何だろう
私が思う理想は、
・サイズで分かれている
・デザインは自由に選べる
ユニクロや無印良品のように、男女で分かれていなくてユニセックスなデザインの子ども服が置かれていると、私は少しホッとします。
好きな物を好きに選べる、そんなお店が理想です。
私が子ども服を買う時にしていること
・売り場にとらわれずに選ぶ
・子どもの「好き」を一度受け止める
・性別で説明しない
・親自身も好きなものを選ぶ
どれも小さなことですが、積み重なると大きな違いになります。
古着屋で感じた“自由さ”
私は普段、古着屋もよく利用しています。
古着屋は、ざっくり分かれてはいるものの、
ランダムに並んでいることも多くて、その中から好きなものを選ぶ感覚が心地いいです。
・安い
・他の人とかぶりにくい
・一期一会な感じ
・量販店では見かけない可愛いデザインが多い
そんな環境のおかげで、「好きで選ぶ」という感覚がより自然になりました。
それでも悩みは続いていく
私は、子どもがこれから社会の中で生きていく中で、
いろいろな“性別らしさ”に触れるだろうと思っています。
そのときに、どうやって「自分の好き」を守れるようになるか。
それはまだ、私の中でも答えが出ていません。
だからこそ、これからも考え続けたいと思っています。
まとめ|「好き」をそのままに
子どもの服選びは、小さなことのようでいて、
その子の価値観に触れる大切な時間でもあると感じています。
私は、子どもが「好き」と思った気持ちを、そのまま大切にしたいです。
そして、その選択に余計なラベルをつけないでいたいと思っています。
もし同じように悩んでいる人がいたら、
一緒に考えていけたら嬉しいです。
あなたは、あなたのままでいい。

