結婚式の服装に悩むノンバイナリーの私が選んだスタイル|「無難」と「自分らしさ」の間で

3児の親でありXジェンダー(ノンバイナリー)。
30歳から「自分らしい生き方」を探求中のユウです。

目次

「結婚式の服装」って、なぜこんなに性別で分かれてるの?

友人の結婚式に招待された。
久しぶりにフォーマルな場に出るとあって、最初に頭を悩ませたのは「どんな服装で行こう?」ということ。

男性ならスーツ、女性ならドレスやワンピース。
そんな“常識”が根深く残る冠婚葬祭の場では、性別に基づくドレスコードが今でも当たり前のように存在している。
でも、その「男性」「女性」のどちらにもすっきり収まらない私にとっては、そちらを着ても”自分じゃない感”が付きまとう。

メンズっぽい服=男性になりたい人?

私は、いわゆる「メンズライク」な服が好きだ。
ジャケットやパンツスタイル、シンプルで直線的なデザイン。
だけど、結婚式にそれを着ていくと「男っぽくしてる=男性になりたい人?」と思われるかもしれない。

レディーススーツでメンズライクのものも最近は見かけるようになったけれど、
冠婚葬祭のためだけにオーダースーツを作るほどお財布に余裕はない。

私は男性になりたいわけじゃない。
かといって、ふんわりしたスカートスタイルや、女性にしか見えないスタイルは「違う」と感じてしまう。

「心地よくいられる選択肢」がもっとあればいいのに。
そう思いながら、鏡の前で何度も服を当てては外し…を繰り返した。

私が選んだのは「ワンピース×白パンツ」の折衷スタイル

最終的に選んだのは、母から借りたノチャイナ服風のストンとしたロングワンピース。


スリットが入っていて、動きやすくてシンプル。
これに白のパンツを重ねて、足元の露出を抑えつつ、自分らしいバランスを取ることにした。

顔立ちが幼く見られやすい私は、ただ着ているだけだと少年がブラ付きのワンピをつけてるみたい。

そんな時は、大きめのイヤリングが“フォーマル感”と“大人っぽさ”を添えてくれるポイント。

結婚式に合わせて、良さそうなアクセサリーを見繕いにいこう。

…こうしてなんとか「自分らしさ」と「無難さ」の両方をキープできるスタイルを見つけた。

そして、当日はナベシャツを着ていこうと思っている。

ロングドレスだけど、胸がペタッとしていたら中性的な印象がより深くなる気がするからね。

カミングアウト済みの友人の結婚式——それでも悩む「周囲の目」

今回招待してくれた友人には、私がノンバイナリーであることを伝えてある。
友人にも事前に「メンズライクの格好でいくかもしれない」と伝えてあるし、快諾してくれた。
でも、その友人の「また別の友人たち」はどうだろう?

もし私の見た目やふるまいが「普通じゃない」と思われたら、
それが招待してくれた友人にとっての「恥」になってしまうんじゃないか。

私自身は、できれば自分らしい装いを大切にしたい。
だけど、友人の大切な日を台無しにするようなことはしたくない。

この“二重の配慮”が、冠婚葬祭の服装をいっそう複雑にしている。

「自分らしさ」をあきらめずに、無難にまとめるコツ

今回は、「フォーマルな雰囲気」「体のラインが強調されすぎないシルエット」「色味を落ち着かせる」などを意識することで、
性別に寄りすぎず、かといって浮かない服装をなんとか作れた。

✔ スカートが苦手なので、パンツと重ねる
✔ 小物(ピアス・イヤリング・バッグなど)で華やかさを出す
✔ カラーは黒・白・ベージュなど中性的なものを選ぶ

TPOを意識しながらも、どこかに「自分らしさ」を仕込んでみた。
さて、結婚式本番はどんな気持ちになるんだろう。

怖さ半分、楽しみ半分。

私の印象に興味を持って話しかけてくれる人がいたときのために、名刺やコミュニティのチラシも持っていくことにする。

「どっちつかず」ではなく「そのままの私」でいられる場が増えますように

ノンバイナリーとして、フォーマルな場に出るたびに感じる「どっちつかず」の不安。
でも、それは私が「どっちでもない」からこそ感じる、ことなんだと思う。

誰かのために配慮することも、自分の軸を持つことも、どちらも大切にしたい。
そうやって「私は私」でいられる道を、これからも探していきたい。

ここまで読んでくださって、
ありがとうございます。

「“ちゃんと”生きてるつもりなのに、なぜかずっと苦しい」

「この気持ち、誰にもわかってもらえないかも…とあきらめてきた」

「“普通”を装ってきたけど、本当の自分がどこかに置いてけぼり」

「恋愛や性別のことを考えるたび、なんでこんなにモヤモヤするんだろう」

「みんなと同じようにできない自分が、どこかおかしいのかな?」

 

そんな思いを抱えたあなたへ。

 

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こんなことを書いています

・「わたしって何者?」がわからなかったときの話
・性別や恋愛感情に名前がつかなくて戸惑った過去
・“ふつう”になれない苦しさと、そこからの一歩
・本音を話せる人がいなかった日々のこと …など

 

誰かに言えないまま、心にしまってきたあなたへ。

【あなたは、あなたのままでいい】

そう思えるきっかけになれたら嬉しいです。

 

 

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「あなたは、あなたのままでいい」 ユウからの手紙




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