セクシュアリティ診断って何?
「自分って、どんなセクシュアリティなんだろう?」
そう思ってから、何度か「セクシュアリティ診断」なるものを受けてみました。
今回使ったのは、jobrainbow(ジョブレインボー)が提供している無料の診断ツールです。
メールアドレスを登録すると、自分の性的指向や性自認の傾向を可視化してくれるサービスです。
わかりやすい例で言うと、MBTIテスト(性格診断)のセクシュアリティバージョンみたいなものです。
(わかりやすかった?笑)
LGBTQかもしれない人でも、そうでない人でも、
自分の性自認や性的指向ってどんな感じなんだろう?と興味がある人はみんな受けられます。
実はこの診断を受けるのは5回目くらい。
これまでは「うーん、何かちょっと違うかも…」と、しっくりこない部分もありました。
今回出てきた結果がこちら。

私、実は自分がXジェンダーの「中性」なのか「無性」なのか、
どっちなんだろう…と悩んでいた、というか、
どういう基準で違いを決めているんだろう?と疑問でした。
それで、今回「無性」と出たので、
そうか、じゃあ「無性」かもしれない。
性のあり方が流動的っていうけど、
私の場合は自分がどこに当てはまっているかというのがわからないから、
とりあえず、その時に知っているものの中だとこれっぽい、
みたいな感覚で自分のセクシュアリティを当てはめて行っている状態です。
セクシュアリティって、OJTで身につく感覚なのかも
自分にとって「これだ!」と思うセクシュアリティを知るって、
とても難しいですよね。
セクシュアリティ診断の中でも、
「性的な魅力を感じますか?」
という質問が私の中では難しくて、
いつも悩みます。
定義だけ読んでも、なんだかピンとこない。
でも少しずつ、いろんな人の話を聞いたり、
自分の経験と照らし合わせたりして、
だんだんと「こういうことなのかも」と、理解が進んできました。
まるで人生のOJT(On the Job Training)のように、
経験しながら少しずつ身につけていく感覚。
質問に対して即答できなくても、考え続けることで、ゆっくり答えが見つかっていく。
そんな感覚があります。
最近になって、
「私はよくわからない」という状態のままでもいいのかも、
と思えるようになりました。
「わからなさ」も含めて、
その人のセクシュアリティの一部なんじゃないかって思います。
そもそも、1回の人生じゃ、なかなかすべての可能性を経験できない
ある友人と話していて、
こんな話をしました。
「もう結婚しちゃってるから、本当は性的指向がどうか今更試そうにも試せないよね。」
私は男性と結婚したし子どもがいるのですが、
自分が男性以外の性別の方に性的指向があるかどうか、
実戦で試すのは難しいです。
海外では、夫に了承を得て試してみる、
探求してみるということをするご家庭もあるというお話を聞きましたが、
私自身は、それを夫に聞く勇気もやる気もありません。
自分のセクシュアリティ探求する中で、
今の自分の状況でもわかりそうなことと、
判断できないクエスチョニングなことは必ず発生する。
だから、今の状況じゃ判断できないことを、残念と思うんじゃなくて、
これからの人生で経験できそうなこと、わかりそうなことを楽しむ。
そんな、自己探究をしていきたいなと思います。
セクシュアリティは流動的。「今の自分」を受け止める診断の使い方
今回の診断結果は、
Xジェンダー(無性)/ノンバイナリー/クエスチョニング/リスセクシュアル/パンロマンティック/サピオセクシュアル…など、たくさんのラベルが並んでいました。
一つずつ用語の解説を読んでみると、
「どれも少しずつ自分っぽい」と感じました。
診断って、「あなたはこれ!」と決めつけるものじゃなくて、
今の自分の位置を確認するための地図みたいなものなのかな、と思います。
だから、「昨日と今日は違う」こともあるし、
霧が深くて方角がわからないことも、あってもいいんじゃないかな。
グルーピングされた方が安心する、という気持ちもある。
でも、どこにも当てはまらなくてモヤモヤするのも含めて
私の個性。
「私はこうなんです。」というよりは、
「これが今の自分の状態です。」という感じで、
自分のセクシュアリティを判断していこうかな。
jobrainbowのセクシュアリティ診断
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ご興味がある方は、
性格診断みたいに軽い気持ちで受けてみるのがお勧めですよ^^
結果が微妙だったら、もう一回受けてみましょう。
あなたは、あなたのままでいい。