私は先日、はじめてレインボーミサンガを作りました。
すごい挑戦をしたわけでも、人生が劇的に変わったわけでもありません。
ただ、「作りました」という報告です。
レインボーミサンガを作ろうと思ったきっかけ
私が関わっているTrue Colors Labで、以前「ノンバイナリーグッズを考える会」というワークショップを実施しました。その中で「ミサンガ」というアイデアが出てきました。
チームミサンガを作る前に、まずは自分で練習してみよう。そう思ったのがきっかけです。
さらに、コミュニティメンバーさんの一人が体調を崩されていると聞いて、「お見舞いにミサンガをプレゼントできたらいいな」と思いました。回復を祈ってます。その気持ちを、色に込められたらいいなと思ったのです。
レインボーカラーを選んだのは、象徴的な意味を取り入れたミサンガをプレゼントしたいなと思ったからです。
実際に編んでみたレインボーミサンガ

いきなり8本使うデザインのミサンガをゴールに設定したものの、
「ちょっと上級者向けっぽいけど大丈夫かな…?」という不安はありました。
隙間時間で少しずつ編み進めました。
ミサンガは、刺繍糸を結んで模様を作っていくアクセサリーです。
編み物のように針は使わず、糸をぎゅっと結びながら模様を作ります。
そのため、一度きつく結ぶとほどくのが大変です。
実際に出来上がった前半部分は、正直ガタガタでした。
順番に編んでいたはずなのに、配色も少し崩れていて、「あれ?」という感じ。
これはお見舞いにはあげられないな…。
でも、次やればもっとうまくできそう。
途中でやり直す、という選択肢は現実的ではありませんでした。
何度も糸を絞って結んでいるため、ほどくのがとても大変。
編み物のようにスルスル戻せるわけではありません。
だからこそ、「今ある形を最後まで編み切る」という選択をしました。
後半から整いはじめたレインボーカラー
手の運び方が少しずつ分かってきた頃、変化がありました。
左右の色の偏りがなくなってきたのです。
それまで微妙にズレていた色のラインが、少しずつ整いはじめました。
編んでいる最中は必死で、うまくなっている実感はありませんでした。
でも、全部編み終わって全体を見たとき、はじめて気づきました。
「あ、後半からうまくいってたんだ」
前半は何色なのか少し分かりづらい。でも後半は、レインボーカラーがきれいに整っている。
なんだか、30歳になる前の私と、なった後の私みたいだなと思いました。
30歳前と30歳後の私
30歳になる前の私は、自分のことをうまく言葉にできませんでした。
周りの視線が気になって、「こう思われたらどうしよう」と考える時間がとても長かったです。
でも30歳を過ぎてから、少しずつ自分を言語化できるようになりました。
言語化とは、「自分の気持ちや考えを言葉にすること」です。
頭の中でぼんやりしていた感覚を、文章や会話にして外に出すこと。
「私はこういう人」
そう思える瞬間が増えました。
まだ揺れたり、迷うこともたくさんあります。
でも、芯のようなものができた感覚があります。
周りからの視線を気にする度合いが、かなり減りました。
前半のガタガタだった頃とは明らかに違うと思います。
ミサンガの後半の整い方を見たとき、「ちゃんと成長しているんだな」と思えました。
完璧じゃなくていいと、ミサンガが教えてくれた
最初から完璧なんて、やっぱり無理だった。
でも、地道に続けているうちに着実に成長している。
前半がガタガタでも、後半で整うことがある。
途中でぐちゃぐちゃでも、最後まで編めば作品になる。
今回は、お見舞い用としては納得がいきませんでしたが、
いい練習になりました。
最初からきれいじゃなくてもいい。
あとから整うこともある。
あなたは、あなたのままでいい。

