「セクシャルマイノリティとして生きる自分を肯定してくれる音楽はある?」
そう思う方もいるのではないでしょうか。
実は、多くのアーティストが「ありのままでいい」
と言ってくれる曲を歌ってくれています。
この記事では、
ノンバイナリーの私が個人的に心に響いた曲を厳選し、
その当時のエピソードと共にご紹介していきます。
True Colors -Cyndi Lauper-
「True Colors」はシンディ・ローパーの親友であり、
同性愛者であったグレゴリー・ナタルさんの死がきっかけで
制作されました。
彼は1985年に、
24歳の若さでエイズにより亡くなりました。
当時、エイズは「死の病」として恐れられ、
同性愛者が感染する病気という誤った情報も広まっていました。
グレゴリーさんの死に深く打ちのめされたシンディは、
彼のために「True Colors」を制作し、
「人間の最も優しい部分に語りかけたかった」と語っています。
参考:https://front-row.jp/_ct/17639027
True Colorsとの出会いは、
私が中学生の時。
母が聞いていたCDの中の一曲にあって、
初めて聞いたときに衝撃を受けて、
意味を調べました。
中学生の頃の私は、
セーラー服を着て学校に行くことに違和感があったり、
周りの女子生徒たちと恋愛観が合わなくて困惑したり、
実家の両親とは毎日喧嘩をしていて、
色々な意味で孤独を感じていました。
そんな時に、
「ありのままの自分を愛してくれる」
そんな歌詞の内容がとても心に沁みました。
I was born to love you -Queen-
私がこの曲に取り憑かれたのは、
小学校6年生の時。
課外活動のバスの移動中にたまたま、
誰かが持ってきたCDから流れてきました。
その時は、周りのみんなは寝静まっていて、
音楽がよく聞こえたのを覚えています。
この曲から受けたエネルギーと
言葉がわからなくても伝わる愛がすごくて、
当時はあまり話したことがなかった担任の先生に
「あの曲はなんですか?」と質問しに行くほどでした。
2004年にクイーンジュエルズというベスト盤が発売され、
母に初めてCDアルバムを買ってもらいました。
ボヘミアンラプソディという映画を見たときは、
フレディのセクシャルマイノリティとしての孤独を感じて涙。
そんな孤独を感じながらも、
チャリティ・イベント「ライブ・エイド」の
圧巻のパフォーマンスに涙。
私がこの人の歌声に出会えたのは
運命だったんだなと感じました。
Rise Up -Andra Day-
この曲は、
落ち込んだ時に元気をくれます。
序盤の歌詞から、
落ち込んだ気持ちにぴったり寄り添ってくれるんです。
これを聞いていた時私は大学生で、
新しい環境での研究活動が始まり、
人間関係がうまくいかなかったり、
自分の学の無さに打ちひしがれたりと
色々と落ち込んでいました。
そんな私を慰めてくれた一曲です。
Keep Holding On -Avril Lavigne-
この曲も、
落ち込んだ時に寄り添ってくれる一曲。
カナダにプチ留学に行っていた時に
周りに知っている人が一人もいなくて、
どうやって過ごせばいいのか不安でいっぱいだった時に
毎日のように聞いていました。
音楽に救われている人生
私の人生を振り返ってみると、
落ち込んでいる時はいつも音楽に癒されています。
まだまだおすすめの曲はたくさんあるので、
これからも小出しにしていきたいと思います。
今回紹介した曲は
「自分を愛し、大切にすること」
「ありのままでいい」というメッセージを送ってくれる
素敵な曲たちです。
自分に自信をなくしたとき、
孤独を感じたときに、
ぜひ聴いてみてください^^
あなたは、あなたのままでいい。