ノンバイナリーグッズを考える会
私が運営するオンラインコミュニティTrue Colors Labで、「ノンバイナリーグッズを考える会」というワークショップを開催しました!
私はもともと物作りが好きなこともあり、
いつかは作ってみたいなと思っていたので、
じゃあ、今年やっちゃおう、と思ったのです。
その背景には、Tokyo Prideでの出来事がありました。
Tokyo Prideで感じた「伝えなくても、わかってもらえた瞬間」
Tokyo Prideに行ったとき、
私はノンバイナリーカラーのフラッグや、全身のコーディネートにさりげなくノンバイナリーカラーを入れる工夫をしていました。
誰かに説明するつもりはありませんでした。
ただ、せっかくのイベントだし、主張したいと思ったのです。
そうしたら、イベント当日、
イベントブースにいた人から、
「ノンバイナリーに関する本はこちらですよ」と声をかけられたんです。
人生で初めて、ノンバイナリーであることを気づいてもらえた。
それは、ノンバイナリーフラッグのおかげでした。
言葉を交わしたわけではないのに、
空気が一瞬やわらいで、
「ここにいていい」と言ってもらえたような感覚がありました。
ノンバイナリーであることは、
ぱっと見では伝わりにくいことが多いからこそ、
この体験はとても印象に残っています。
ノンバイナリーは「見えにくい」からこそ、グッズに意味が生まれる
ノンバイナリーは、
外見や服装だけでは判断されにくい性のあり方です。
私の場合は、
短髪で化粧っけがなくて
着ている服がメンズでも
「女性」だと思われることが多いです。
一方で、
スカートを履いても
髪が長くても
いわゆる「女性的」でも
ノンバイナリーの人もいます。
外見だけじゃ、判断できない。
だからこそ、
「わかる人には、わかる」
「説明しなくても、伝わる可能性がある」
そんなノンバイナリーグッズには、
単なる装飾以上の意味が生まれます。

ノンバイナリーカラーとは?|旗に込められた意味

ノンバイナリーフラッグは、4色で構成されています。
- 黄色:男性・女性という二元的な枠の外にある性
- 白:複数の性、またはすべての性
- 紫:男性と女性の間、または混ざり合う性
- 黒:無性(アジェンダー)
この配色自体が、
「どれか一つに決めなくてもいい」
「揺れや重なりがあっていい」
というメッセージを含んでいます。
グッズにこのカラーが使われているだけで、
それを知っている人には、静かに伝わる。
そのささやかさが、
ノンバイナリーグッズの魅力だと感じています。
ノンバイナリーグッズには、どんなものがある?
実際に探してみると、
ノンバイナリーグッズは意外とあることがわかりました。
- 缶バッジ
- ストラップ
- キーホルダー
- アクセサリー
- Tシャツ
私が探したのは、
ECサイトのSUZURIやAmazonのほか、
手作り作品を販売できるCreemaやminneなど。
ハンドメイド作品は、
まだノンバイナリーグッズが少なかったので、
「自分で作って売っちゃおうかな……」
なんてことも、ふと考えたりしました。
手作りという選択肢がくれた、温かみ
話し合いの中で印象的だったのは、
「手作り」という選択肢が出てきたことでした。
ミサンガのように、
- 自分で色を選び
- 自分のペースで作れて
- 日常に溶け込むもの
みんながそれぞれで編んで、
チームとして持っている感じがいいかもね、
と盛り上がりました。
そんな中、
この話し合いで一番面白かった提案が
「シェケレ」でした。
シェケレ(Shekere)とは?|手に持てる「音の出るシンボル」

シェケレ(Shekere)は、
アフリカや中南米をルーツに持つ、打楽器の一種です。
乾燥させた瓢箪(ひょうたん)のまわりを、
ビーズやシェルを編み込んだネットで覆い、
振ったり、軽く叩いたりすることで音が鳴ります。
シャカシャカとした、
やさしくて、少し土の匂いがするような音。
強く主張する音ではないけれど、
確かに「そこにある」と感じられる存在感があります。
手作りできるシェケレという選択肢
シェケレは、完成品を購入することもできますが、
実は自作することも可能です。
- 小さな瓢箪を用意する
- ビーズや紐でカバーを編む
- 模様を入れたり、焼き印を押したりする
星や月など、
「言葉にしなくても大切なモチーフ」を刻むこともできます。
完成したものは、
アクセサリーほど軽くはないけれど、
自宅に飾ったり、鳴らして遊んだりできる。
オリジナリティがあって、
メンバーグッズとしてもとても面白いなと感じました。
ノンバイナリーグッズは「主張」ではなく「居場所」
ノンバイナリーグッズは、
必ずしも強くアピールするためのものではありません。
むしろ、
- 説明しなくても、見る人が見たらわかってくれる
- 伝わらなくても、自分がわかっていればいい
そんな距離感のためのツールだと思っています。
「これを持っているから、私はここにいていい」
そう思えるものがあることで、
楽になることがあると思うのです。
さてさて、
True Colors Labメンバーが最初に作るのは、どのグッズになるのか。
乞うご期待。

