ノンバイナリーに優しい国ランキング!海外で暮らすメリットとデメリット

「日本で暮らしづらさを感じることがある。
もっと生きやすい国ってあるのかな?」


「海外ではジェンダーニュートラルな社会が進んでいるって聞くけど、
どの国が住みやすいんだろう?」


「ノンバイナリーとして、
もっと自分らしく生きられる場所があれば知りたい!」
そう思う方もいるのではないでしょうか。

世界には、ノンバイナリーの人がより自由に、
快適に暮らせる国が存在します。

カナダやオランダ、スウェーデンなど、
性の多様性を尊重する政策を取り入れた国では、
法律面だけでなく、社会的な受け入れ度も高い傾向があります。

現在3人の小さな子どもを抱えている私には夢のまた夢ですが、
いつかは移住をしてみたい。

そんなわけで今回は、
ノンバイナリーに優しい国ランキングTOP5を紹介し、
海外での暮らしのメリット・デメリットについて
詳しく解説します。

移住を考えている方や、
海外のジェンダー事情に興味がある方は、
ぜひ参考にしてみてください。

目次

ノンバイナリーに優しい国ランキングTOP5

ノンバイナリーにとって、
法律や社会の受け入れ度が高い国で暮らすことは、
精神的な安心感や生活のしやすさに大きく影響します。

ここでは、ジェンダーの多様性を尊重し、
ノンバイナリーにとって優しい環境を整えている国を
ランキング形式でご紹介します。

カナダ 🇨🇦

・パスポートや身分証に「X(ノンバイナリー)」の表記が可能。

・トイレや公共施設にジェンダーニュートラルな選択肢が増加。

・ 同性婚ができる。

・ノンバイナリーの認知度が高く、コミュニティが充実。

ノンバイナリーにとっての魅力

カナダは「世界で最もLGBTQ+フレンドリーな国」の
一つとして知られており、
ノンバイナリーの人々が安心して暮らせる環境が整っています。

特にトロントやバンクーバーには、
LGBTQ+フレンドリーなカフェやコミュニティスペースが多く存在し、
サポートを受けやすい環境が魅力です。

参考:https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/news/notices/gender-x-documents.html
   https://www.ctvnews.ca/canada/article/canadian-malls-add-gender-neutral-washrooms-to-promote-inclusivity/
   
   

オランダ 🇳🇱

・2018年に「不要な性別表記をなくす」方針を発表し、公的書類の性別記載を削減。

・同性婚ができる。

・LGBTQ+の人々の権利を保護する法制度が整っている。

ノンバイナリーにとっての魅力

オランダは、
ジェンダーニュートラルな政策を積極的に進めており、
性別にとらわれない社会を目指しています。

特にアムステルダムでは、
ノンバイナリーの人々が集まるイベントや支援団体が充実しています。

参考:https://www.afpbb.com/articles/-/3292146
   https://en.wikipedia.org/wiki/LGBTQ_rights_in_the_Netherlands
   

スウェーデン 🇸🇪

・性別を問わず「hen(彼/彼女に代わる中立的な代名詞)」が公式に使用される。

・すべての公立学校でLGBTQ+についての教育が義務化。

・性別適合手術なしで性別変更が可能。

ノンバイナリーにとっての魅力

スウェーデンは、
社会全体でジェンダーニュートラルな考え方が浸透しています。

例えば、公共トイレや更衣室には
「ジェンダーニュートラルゾーン」が設けられるなど、
ノンバイナリーにとってストレスなく過ごせる環境が整っています。

参考:https://www.vogue.co.jp/change/article/gender-neutral-pronouns-cnihub
   https://www.kyobun.co.jp/article/cu20230630
   https://jissnet.com/archives/3915
   https://www.elle.com/jp/decor/decor-architecture/a40962294/hiromi-blomberg-lagom-vol12-2209/

オーストラリア 🇦🇺

・2011年からパスポートに「X(ノンバイナリー)」の選択肢を導入。

・ 同性婚ができる。

・性的指向や性自認に関する差別が法律で禁止されている。

・世界最大級のLGBTQ+イベント「シドニー・ゲイ・アンド・レズビアン・マルディグラ」がある。

ノンバイナリーにとっての魅力

オーストラリアは、
特に都市部でジェンダーに関する理解が進んでおり、
ノンバイナリーの人々にとって快適な環境が整っています。

シドニーやメルボルンでは、
多くのLGBTQ+イベントが開催され、
オープンに自分を表現しやすい社会です。

参考:https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/keikaku_kanshi/siryo/pdf/ka8-6.pdf
   https://www.clair.or.jp/j/forum/pub/docs/491.pdf
   https://hapitas.jp/tabihapi/55960/
   

ドイツ 🇩🇪

・2018年に「第3の性」を公式に認める法律が施行。

・ノンバイナリーの人が戸籍上「divers(多様)」と記載できる。

・同性婚ができる。

・ LGBTQ+への差別を防ぐための法整備が進んでいる。

ノンバイナリーにとっての魅力

ドイツでは、
法律でノンバイナリーの存在が認められ、
公的書類に「divers」という性別表記が可能になりました。

参考:https://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_11538863_po_02850003.pdf?contentNo=1
   https://www.jil.go.jp/foreign/report/2016/pdf/0531-04.pdf
   

海外移住のメリット

性別の枠に縛られずに生きやすい環境

ノンバイナリーを公的に認める国では、
性別に関する社会的な制約が少なく、
自由なライフスタイルを実現しやすくなります。


例えば、カナダやオーストラリアでは、
身分証明書やパスポートに「X(ノンバイナリー)」の選択肢があるため、
日常生活で「男性・女性」の二元的な枠に当てはめられる
ストレスが軽減されます。

さらに、ジェンダーニュートラルなトイレや更衣室、
ノンバイナリー向けの医療機関などの整備が進んでいるため、
公共施設でのストレスも軽減されますね。


ノンバイナリー向けのコミュニティが充実

海外の大都市では、
ノンバイナリーやLGBTQ+の人々が集まる
コミュニティスペースや支援団体が数多く存在します。

例えば、オランダのアムステルダムでは、
ジェンダーレスカフェやノンバイナリー専門の
カウンセリングセンターがあり、気軽に相談や交流ができます。


また、スウェーデンでは、
学校教育の中でLGBTQ+の権利やジェンダー平等を学ぶことが
当たり前になっているため、
社会全体がLGBTQ+の人々を受け入れやすい文化を形成しています。


仕事や教育の選択肢が広がる

ノンバイナリーに対する理解が進んでいる国では、
企業や学校でも多様な人材を受け入れる動きが加速しています。


例えば、カナダの一部の企業では、
履歴書に性別を記載する必要がなくなったり、
ジェンダーに関係なく平等な待遇が保証されています。


また、ドイツやオーストラリアでは、
ジェンダーニュートラルな制服が導入されている学校も増えており、
性別の枠にとらわれずに学ぶことができます。

さらに、ノンバイナリーを理由に就職で不利になることが少なく、
職場環境の多様性を重視する企業が多いのも大きなメリットです。


メンタルヘルスの向上

ジェンダーに対する理解が進んでいる国では、
「性自認が理由で否定される経験」が減るため、
ストレスの軽減につながります。


例えば、カナダやスウェーデンでは、
ノンバイナリー向けのカウンセリングや支援制度が整っており、
悩みを相談できる場所が多くあります。

一方、日本ではノンバイナリーという言葉自体の認知度が低いため、
周囲の理解を得るのが難しく、
孤独を感じやすい人も多いでしょう。


自分をより深く理解する機会が増える

異なる文化の中で生活することで、
「日本では当たり前だったこと」が当たり前ではないことに気づき、
自分のアイデンティティについて深く考える機会が増えます。


例えば、ノンバイナリーとして生活する中で、
周囲から「あなたはどんな風に呼ばれたい?」と質問されることもあり、
自分自身のジェンダーアイデンティティについて
より明確な認識を持つことができます。

また、海外には多様な価値観を持つ人々が多く、
「こうでなければならない」という固定観念に
縛られずに生きることができるため、
自分らしいライフスタイルを模索しやすいのも大きなメリットです。

海外移住のデメリット

言語の壁

海外での生活を考えたとき、
最も大きな障害の一つが言葉の問題です。


英語が話せればある程度は対応できますが、
例えばオランダやドイツのような国では、
日常的な手続きや就職の際に現地の言葉が求められることもあります。

生活コストの上昇

ノンバイナリーに優しいとされる国の多くは、
物価が高い傾向にあります。


例えば、カナダやオランダ、
スウェーデンは家賃や食費が高く、
移住後の生活費をしっかり考えておく必要があります。

ビザや移住手続きのハードル

海外移住にはビザ取得や労働許可の問題がつきもの。


国によっては、
ノンバイナリーの認定があるにもかかわらず、
移住の手続きが厳しい場合があります。

家族や友人との距離

海外移住をすると、
当然ながら日本の家族や友人と簡単に会えなくなります。


特に、緊急時(病気、トラブルなど)に
頼れる人が近くにいないことが大きな不安要素になります。

まとめ

ノンバイナリーとして生きる中で、
「もっと自由に、自分らしく暮らせる場所はないのか?」
と考えたことがある人も多いでしょう。

実際、カナダやオランダ、
スウェーデンなどの国々では、
法律や社会の仕組みがノンバイナリーの人々にとって
より優しいものになっています。

パスポートの性別選択肢に「X」が導入されていたり、
ジェンダーニュートラルなトイレや
職場環境が整備されていたりする国も増えてきました。

しかし、海外移住にはメリットだけでなく、
言語の壁、文化の違い、生活コストの上昇、
ビザ取得の難しさ、家族や友人との距離の問題
といったデメリットも伴います。

海外移住を考える前にすべきこと

  • どの国が自分にとって暮らしやすいのかをリサーチする
  • 短期間でも現地に滞在してみて、生活環境を体験する
  • ノンバイナリーのコミュニティに参加し、情報を集める
  • 資金計画を立て、必要な費用を確認する
  • ビザの取得条件を事前に調べ、準備を進める
  • 家族や友人との関係を維持するための手段を考える

海外移住は簡単な選択ではありませんが、
「ノンバイナリーとしてもっと自由に生きたい」
という思いを持つ人にとって、
大きな可能性を開く選択肢の一つです。

大切なのは、
「どの環境が自分にとって一番心地よいのか?」
をしっかりと見極めること。

どこにいても、
自分らしく生きられる場所を見つけることが、
何よりも大切なのかもしれません。

あなたは、あなたのままでいい。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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