Xジェンダーの性別違和感とは?「男になりたいのか」と悩むあなたへ

「私は男になりたいのか?」
そう思うことがあるけれど、答えがわからない。
そんなモヤモヤを抱えている方もいるのではないでしょうか。

「男らしさ」と「女らしさ」の間で揺れ動くことは
Xジェンダーの性別違和感の特徴のひとつです。

「男になりたい」と思うことがあっても、
それが本当に性別移行をしたいという意味なのか、
それとも社会的な枠組みから解放されたいのか、
分からなくなることもあるでしょう。

この記事では、
Xジェンダーの性別違和感について考えながら、
「男になりたいのか?」という問いと
どのように向き合うかについて考えていきます。

答えのない道かもしれませんが、
あなたがあなたらしく生きるヒントになれば嬉しいです。

目次

Xジェンダーの性別違和感とは?

「私は男になりたいのか?」
私自身、こんな問が頭の中に浮かんだことが何度もあります。
でも、すぐに「そうではない」と感じることもある。

性転換をしたいわけではないし、
男性として生きたいわけでもない。

でも、「女性」として生きることもしっくりこない…
そんな感覚に戸惑いを覚えていました。

Xジェンダーの中でも「中性」である私の性別違和感は、
はっきりと「男性になりたい」わけでも、
「女性でいたい」わけでもない中間的な感覚があります。

幼い頃から
「なんとなく違和感があった」
「周囲の女の子のように振る舞うのが苦手だった」
「男性の言動に共感することもあるけど、なりたいとは思わない」
言葉にできず、こんな気持ちを抱えてきた人も
いらっしゃるのではないでしょうか。

この違和感は、
感じ方も感じるタイミングも人それぞれで、
成長とともに変化することもあります。

子どもの頃は気にならなかったのに、
思春期を迎えた途端に急に「自分の性別がわからなくなった」と
感じることもあります。

逆に、
社会に出てから「女性」としての役割を求められる場面が増え、
違和感が強まる人もいます。

「性転換を望むほどではないけど、今の性別にもしっくりこない」
それが、Xジェンダーの性別違和感の特徴なのかもしれません。


「自分は男になりたいのか?」と考える瞬間

Xジェンダーとして生きていると、
ふとした瞬間に「私は男になりたいのか?」
と考えることがあります。

服装や髪型に感じる違和感

好きな服を選ぶと、
どうしても「女性らしい服装」から遠ざかってしまう。

メンズの服を選んだとき、
「しっくりくる」と思うこともあれば、
「これでいいのかな?」と思うこともある。

スカートを履いた自分が違和感だらけだったり、
でも、着れば男性にしか見えない服装にも違和感があったり。


服装ひとつとっても、
「私はどっちなんだろう?」という思いに駆られることがあります。

髪型も女性らしいロングヘアや
可愛らしい丸みのある髪型は違和感があるけど、
短髪にして男性と間違われても困る。

どちらでもない微妙なラインを再現するのはとても難しく、
納得いくスタイルになるためにはまだまだ研究途中なのです。

「女らしくしなさい」と言われるとモヤモヤする

「もっと女性らしくお淑やかにしたら?」
「せっかく可愛いんだから女の子らしい服を着なよ」
「性格がサバサバしていて男っぽいね」

何気ない一言が、心に引っ掛かることがあります。

「女らしく」と言われると違和感を覚える。
でも、「男らしく」と言われても、
やっぱりしっくりこない。

そういう時、「私はどちらなんだろう?」と悩まされてきました。

誰にどう見られたいのか分からない

「男性に見られたいのか?」
「それとも女性に見られたいのか?」
そんなことを考えても、答えが出ない。

「自分らしくいたい」と思う一方で、
他人の目が気になったり、
社会の枠組みに合わせなきゃと思ってしまう。


「男になりたいの?」と自問するとき、
本当に求めているの姿は
「どちらかになりたい」自分ではなく、
「自分が自分らしくいられること」なのではないでしょうか。

ジェンダー違和感とどう向き合うか

「私は男になりたいのか?」
この問いに対して、必ずしも明確な答えを出す必要はないと思います。

世の中にはまだまだ、
「女性」「男性」という二つの選択肢しかないように
見えてしまうことが多いです。

でも、本当はその間には
無数のグラデーションが広がっています。

大切なのは、自分が落ち着く場所を見つけること。
そしてそこで、なりたい自分を探していくことだと思います。

無理に答えを出さなくてもいい

「自分の性別をはっきりさせなきゃ」と思い込んでしまうと、
余計に苦しくなることがあります。

でも、Xジェンダーの性別違和感は、
固定されたものではなく、
流動的に変わることもあります。


今日の自分と、
1年後の自分では感じ方が変わるかもしれない。

だからこそ、「今はこれでいい」と思えることが大切です。

自分が落ち着くスタイルを見つける

服装や髪型、話し方、振る舞いなど、
自分が心地よくいられるスタイルを見つけることが、
違和感を和らげるヒントになることもあります。


「メンズ服が好きだけど、スカートを履くのも嫌じゃない」
「女性的なファッションが苦手だけど、フェミニンなデザインのものは好き」
「自分が着たいものを着る」ことが、
自分らしさにつながります。

私自身も、「女性らしさ」を求められていた時のメイクは苦痛でしたが、
「メンズメイク」を始めてからは出かけるのが楽しく、
「私らしくいられる」と思えるスタイルになりました。

「男性/女性」関係なく、
「自分が着たい」と思うものを自由に着て、
好きな物を一つずつ見つけていくことは
「私」を受け入れていく上で大切な一歩になります。

Xジェンダーのコミュニティを探してみる

もしあなたが孤独を感じているなら、
同じような気持ちを持つ人たちとつながることが
助けになるかもしれません。


Xジェンダーのコミュニティを探してみるのも
ひとつの手段です。

共感できる人と出会うことで、
「自分だけじゃないんだ」と感じることができるかもしれません。

まとめ

「私は男になりたいのか?」
この問いには、はっきりとした答えがなくても大丈夫です。

性別違和感は、誰かと同じ形でなくてもいいし、
無理に名前をつける必要もありません。

大切なのは、自分が心地よくいられること。

もし今、違和感を抱えているなら
・無理に答えを出さず、今の自分を大切にすること
・「しっくりくる」ファッションやライフスタイルを探してみること
・同じような悩みを持つ人たちとつながること

これらを意識するだけで、少しずつ自分を理解し、
受け入れていくことができるかもしれません。

あなたはあなたのままでいい。
「男になりたいの?」と迷う気持ちも、
全部ひっくるめて、あなたの大切な一部です。

自分を責めずに、少しずつ、
自分を好きになっていけますように。

あなたは、ありのままでいい。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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