私って何者?性自認を見つめ直すためのセルフチェック方法

「自分の性自認がわからない…」
「女性らしくも男性らしくもない自分に違和感がある…」
そう思う方もいるのではないでしょうか。

性自認の理解は
一朝一夕に得られるものではないと思うのです。

実際私自身、
小学生の頃から違和感はあったけれど
「ノンバイナリー」にしっくりきたのは
30歳になってからでした。

この記事では、
性自認を見つめ直すためのセルフチェック方法や、
診断テストを活用するコツ、
そして自分を受け入れるためのステップについてご紹介していきます。

ご自身に合うものがあれば、
ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

目次

そもそも性自認って何?

性自認とは、
自分がどのような性別であると認識するかを指します。

一般的には、
生まれ持った身体の性別と
性自認が一致する人が多いですが、
そうでない人もいます。

私のように、
「私って何者なんだろう?」
と疑問をいつも抱えている人もいます。

周りの価値観に影響されやすい環境では、
自分自身を見つめ直す機会が少なく、
自分が本当に何を感じているのか、
あらたまって考えたこともない、という人もいるでしょう。

この記事では、「性自認」について考え、
自分らしさを見つけるための
セルフチェックの方法をご紹介します。

性自認のセルフチェック方法

自分の心の声に耳を傾けてみる

まずは、
自分の気持ちを整理することから始めましょう。

ジャーナリング(自由に思ったことを書く)をしてみたり、
自分自身に以下のような質問を投げかけてみるのも良いですね。

セルフQ&A 10問

Q1. 自分が心地よいと感じる服装やファッションはどんなもの?

Q2. 他人にどのように呼ばれたい?理想の名前や敬称はある?

Q3. 過去に「自分の性別」に違和感を感じたことはある?それはどんな瞬間だった?

Q4. 社会的に期待される「男性らしさ」「女性らしさ」のうち、どれに馴染めないと感じる?

Q5. 「男性/女性」として扱われるとき、どんな気持ちになる?

Q6. 映画やアニメのキャラクターで「こうありたい」と思う人物はいる? その理由は?

Q7. 一日だけ好きな性別になれるとしたら、自分は何をする?

Q8. 性別を意識せずに過ごせる場所や環境では、自分らしくいられると感じる?

Q9.「本当の自分でいられる」と思うのは、どんな人と一緒にいるとき?

Q10. 今後の自分の生き方において、性自認についてどんな選択をしたい?

質問の中にもありますが、
幼少期や思春期に感じた違和感が、
性自認を理解するヒントになることがあります。

例えば、子どものころに
「スカートが嫌だった」「名前を呼ばれると違和感を感じた」など、
小さなサインを振り返ることで、
自分が感じていたモヤモヤを認識することもできます。

性自認診断テストの活用

オンラインにはさまざまな性自認診断テストがあります。

あくまで参考程度ですが、
自分の思考パターンを知る手がかりとして
試してみるのも良いでしょう。

私が自分の性自認を調べたくて使用したのは、
Job Rainbowのセクシュアリティ診断です。

メールアドレスの登録が必要ですが、
性自認だけでなく、性のあり方全般について
結果を見ることができるので、
LGBTQに興味がある方や、
セクシャリティについて用語の理解を深めたい方にもおすすめです。

ログインすれば、いつでも結果が見られるし、
何度でも受けることができます。

気分によって変わる要素もあると思うので、
一度受けて出てきた結果を全てだとは思わずに、
何度も気軽に受けてみるといいと思います。

性自認に向き合うためのポイント

自分の気持ちに素直になる

これが、私は30歳になるまでできなかった!

自分の本当の気持ち、
本当はこうなりたい、本当はこう振る舞いたい、
そういう気持ちに蓋をせずに
じっくり腰を据えて向き合ってください。

「自分の感情」を大切にしてください。
その気持ちを抱えているのは他でもない
あなた自身なのです。

他者の意見に惑わされない

SNSや世間の価値観はあくまでも「他人のこと」。
自分のペースで考えることが重要です。

自分の中にも、
今までの人生で培われてきた
ジェンダー観や社会に合わせた価値観があります。

それすらも、
客観的に見つめてみましょう。

「本当の私」はどうありたいんだろう。

専門家や信頼できる人に相談する

精神的にかなりきついと感じていたり、
自分の気持ちを持て余してしまうようなら、
カウンセリングを受けたり、
医療機関を受診することもお勧めします。

また、
LGBTQ+のコミュニティを活用することで、
安心して話せる場を持つのも
精神衛生を保つために大事な手段ですね。

性自認を受け入れるために

自分を責めない

自分を理解する過程で、
戸惑いや迷いは必ず生じると思います。

そんな時は自分を否定せず、
少しずつ受け入れていきましょう。

「そんな自分が嫌だ」と感じる時は、
なぜ、嫌だと思うのか
言語化できるまでとことん向き合ってみるのも良いでしょう。

中途半端にしてモヤモヤしているよりも、
一回自分と真っ向から喧嘩してみると
終わった後はすっきりします。

もしかしたら、
モヤモヤの本当の原因は自分ではくて、
自分の周りの人々が持っている価値観かもしれません。

LGBTQ+コミュニティの活用

自分と似た境遇の人と出会うことで、
孤独感を減らし、
自分を肯定する力を得られることもあります。

私は【True Colors Lab】という
オンラインコミュニティを運営しています。

ノンバイナリーの私は、
どんなコミュニティに参加すればいいのかわからず、
自分で立ち上げることにしたのです。

こんなお悩みを抱えていませんか?

・自分の性自認と社会から見た自分に違和感がある

・誰かに悩みを話したいけど、言える人がいない

・世の中の“女性らしさ”や“男性らしさ”に合わせるのが苦痛

・周りに同じような人がいなくて孤独を感じる

・出会いではなく友達が欲しいけど、どうやって繋がればいいかわからない

・気軽にバーやカフェなどオフラインの場に行けない

・LGBTのコミュニティにいても疎外感を感じる

もし、当てはまる項目があれば、
【True Colors Lab】の詳細を覗いてみてください。

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まとめ

自分の性自認を理解しようと思っても、
すぐに答えが出るものではありません。

しかし、
セルフチェックを通じて一つずつ
自分の感情、感覚、好きなことを知っていくことで
前に進むことができます。

大切なのは、自分を否定せず、
そんな自分を愛してあげること。

焦らず、自分のペースで
一緒に「なりたい自分」に向かっていきましょう!

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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