産後に気づいた本当の自分。性自認と母親としての役割の狭間で – 孤独なあなたに贈る言葉

3児の親でありノンバイナリー。
30歳から「自分らしい生き方」を探求中のユウです。

出産は人生の大きな転機のひとつ。
新しい命を迎える喜びとともに、
母親としての責任がのしかかり、
生活が一変します。

しかし、その変化のおかげで
改めて「自分」と言う人間について
見つめ直すきっかけにもなります。

産後、自分の性自認について
深く考えるようになった方もいるかもしれません。

かく言う私もその一人。
双子の母乳をあげ終わった時に、
「もう女性として生きたくない」と
ふと思ったのです。

とはいえ、
社会的な役割や、
自分が思い込んでいる「〇〇であるべき」
という考え方は
なかなかすぐに変えられるものではありません。

「私は母親である前に、私という人間である」
という思いと、
「母親としてこうあるべきだ」という
社会的な期待との間で葛藤することもあるでしょう。

この記事では、産後に気づいた性自認の悩みや、
それをどのように受け入れながら生きていくかについてお話しします。

目次

産後に浮かび上がる性自認の悩み

子どもを産むという経験をしたことで、
「女性であること」への意識が強まる場面も増えます。

しかし、それと同時に「私は本当に女性なのか?」
と自問自答することもあるのではないでしょうか。

産後はホルモンバランスの変化や環境の変化によって、
心が不安定になりやすい時期です。

そのため、
今まで見て見ぬふりをしていた自分の性自認に
向き合わざるを得ない瞬間が訪れることがあります。

たとえば、私自身はこんな悩みがあります。

・母親としての役割に違和感を覚える
⇨愛情を注ぐ・包み込む愛など、「母」だけではないのでは?と思う

・「女性らしく」振る舞うことが求められる環境に息苦しさを感じる
⇨「ママ」としての保育園イベントへの参加
⇨「ママ」として保健師さんに育児相談

・メンズの服を着ることで落ち着くが、周囲の視線が気になる
⇨保育園のお迎えにいく時はユニセックスな服装で行くようにしている
⇨メンズメイクをしている日は落としてからお迎えに行く

Xジェンダーの方や、
性自認に揺らぎを感じる方にも、
同じような悩みを抱えている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「母親であること」と「自分らしさ」を両立するために

「母親であること」と「自分らしさ」は、
決して相反するものではありません。

しかし、社会の枠組みのなかでは、
それを両立させることが難しいと感じることもあります。

ここでは、
少しでも心が軽くなるような考え方や方法を紹介します。

1. 自分の気持ちを書き出してみる

性自認について悩んでいるときは、
頭のなかで考え続けるだけでは
堂々巡りになってしまうこともあります。

そんなときは、ノートやスマホのメモに、
自分の気持ちを書き出してみましょう。

個人的には手書きで5分、10分など
時間を決めて書き出してみるのがおすすめ。

たとえば、

  • 今の自分が感じている違和感は何か?
  • どんなときに自分らしくいられると感じるか?
  • どんな服装や言動が心地よいか?

文字にすることで、
自分の気持ちを客観的に整理できるようになります。

2. 理解してくれる人とつながる

自分の性自認について話せる相手がいないと、
孤独を感じやすくなります。

そんなときは、
セクシュアルマイノリティのコミュニティや、
オンラインサロンなどを活用するのも一つの方法です。

SNSやインターネットで、
自分と似た境遇の人がどのように生きているのかを知ることで、
「自分だけではない」と思えるようになるかもしれません。

私自身もそういった方に向けた
オンラインコミュニティを運営しているので
ご興味がある方はこちらを覗いてみてください↓

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3. 「母親らしさ」に縛られない

「母親とはこうあるべき」
という社会の常識にとらわれすぎると、
自分を抑え込んでしまうことになります。

たとえば、
母親だから子ども最優先? ⇨ 自分の時間も大切にしていい。
母親だから仕事を休んで育児?⇨働くことを選んでいい。
母親が子どもの面倒をみる?⇨両親が共同で見よう。

でも、実際のところ
私は子育てのために仕事をセーブしているし、
単身赴任の夫は週末だけ育児に参加している状態。

なかなか思うようにはいきません。

でも、
「自分らしくいる」という点については、
少しずつでも、できることがあると思います。

母親としての役割と、
自分らしさを両立させることは可能です。

そのためには、
まず「自分がどうありたいのか?」
を大切にすることが大事ですね。

あなたはあなたのままでいい

「母親だからこうあるべき」といった社会的な期待と、
「自分らしさ」との間で揺れるのは、自然なことだと思います。

でも、
大切なのは「あなた自身がどう生きたいか」です。

  • 自分の心が落ち着く服装を選ぶ
  • 性自認について話せる相手を見つける
  • 無理に「女性らしく」「男性らしく」しようとしない

こうした小さな行動の積み重ねが、
あなたを少しずつ楽にしてくれるはずです。

あなたは、一人ではありません。
あなたの感じていること、考えていることは、
すべて尊重されるべきものです。

あなたはあなたのままでいい。

この言葉が、少しでもあなたの心に届きますように。

ここまで読んでいただき、
ありがとうございました。

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【あなたは、あなたのままでいい】
ユウからの手紙、ぜひ受け取ってみてください。

 

「あなたは、あなたのままでいい」 ユウからの手紙




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