子どもとお話をする時には、
「子どもの気持ちに寄り添いたい」
「子どもが安心して話せる環境を作りたい」。
そんなふうに思っているけど、
実際のところ、うまく話を聞いてあげられているのか
そもそも、子どもは自分を信頼してくれているのか、不安。
そんなふうにお悩みのママ。
子どもにしっかり共感を示すことは、
子どもとの信頼関係を深める鍵となります。
この記事では、子どもが安心して話をでき、
親とのコミュニケーションに信頼を持つようになるための、
具体的な3つの方法を紹介します。
親子のコミュニケーションを
円滑にするヒントとして、
ぜひ参考にしてください。
子どもの目線に合わせて、話を聞く姿勢を整える
子どもが話しているとき、
つい他のことをしながら
「うんうん」と聞き流してしまうことはありませんか?
たとえ他愛のない会話でも、
子どもはその瞬間を大切にしています。
だからこそ、
話を聞く際は子どもの目線に合わせ、
体全体で向き合ってあげることが大切です。
子どもが話しかけている時、
スマホやパソコンで作業していたら、
一度作業の手を止めて話を聞いてみましょう。
言葉に集中していないと、
子どもは「話を聞いてもらえていない」
と感じてしまいます。
子どもの話を聞こう!という気持ちになったら
目と耳、おへそを全て子どもに向けてみてください。
全身で子どもに向き合い、
視線をしっかり合わせて話を聞くことで、
真剣さが伝わります。
子どもは「自分の話をちゃんと聞いてくれている」と安心し、
さらに信頼が深まるでしょう。
子どもの話を最後までしっかり聞く
話を聞いていると、ついつい途中で遮ったり、
結論を急いでしまうことはありませんか?
子どもは時に話すのが遅かったり、
まとまらないこともありますが、
それでも話を最後まで聞くことが非常に重要です。さ
最後までしっかりと聞くためのコツは
2つあります。
1. 遮らない
話の途中で親が早合点しないように注意しましょう。
子どもが本当に伝えたいことが
話の冒頭に出てくるとは限りません。
話終わってこちらの反応を求めてくるまで、
腰を落ち着けてじっくり聞きましょう。
2. 頷きながら聞く
話の途中で適度に頷くことで、
子どもに「ちゃんと聞いてくれている」
と安心させる効果があります。
最後までしっかり聞けるようになると、
子どもは「自分の話が大切にされている」と感じてくれます。
子どもの感情を繰り返し言葉にして共感を示す
共感を示す最も効果的な方法は、
子どもが感じている気持ちを
言葉で繰り返し伝えることです。
これは「ミラーリング」と呼ばれる方法で、
相手の言葉をオウム返しすることで、
自分の感情が理解されていると感じてもらえるテクニックです。
例えば、
「今日、学校で友達に冷たくされて悲しかった」と話してきたら、
「そうなんだ、冷たくされて悲しかったね」と
子どもの感情を汲み取りながら繰り返してみましょう。
嬉しいニュースでも同様です。
「頑張って書いた作文が選ばれて嬉しかった」と話してきたら、
「作文が選ばれて嬉しかったんだね」
と言った具合です。
子どもの気持ちが動いた事実や
気持ちそのものを繰り返すことで、
子どもは「理解されている」と感じ、
より深い信頼感を持つようになります。